国家特別職[大卒]

国家公務員のうち、裁判所職員、国会職員、防衛省の職員等は特別職とされ、各機関は独自に採用試験を行っています。大卒程度の試験としては以下のものがあります。

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職種の概要

内部部局等で主として諸外国との交渉、国際会議の通訳、海外資料の収集・分析などに従事します。

試験区分 2025年度

英語、ロシア語、中国語、朝鮮語、フランス語、アラビア語、ペルシャ語※、インドネシア語※

※2025年度は募集されていない。

受験資格 2025年度

  1. 1995(平成7)42日から2004(平成16)41日までに生まれた者

  2. 2004(平成16)42日以降に生まれた者で次に掲げるもの()大学を卒業した者及び2026 (令和8)3月までに大学を卒業する見込みの者並びに防衛省がこれらの者と同等の資格があると認める者()短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び2026(令和8) 3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに防衛省がこれらの者と同等の資格があると認める者

試験日程 2025年度

  • 申込み期間(インターネット):4/1(火)~4/15(火)

  • 1次試験日:5/25(日)

  • 1次合格発表日:6/23(月)午前10時

  • 2次試験日:7/7(月)~7/11(金)のうち指定する日

  • 最終合格発表日:7/28(月)午前10時

試験種目

1次試験:基礎能力試験(択一式)、専門試験(記述式)、論文試験

2次試験:口述試験(個別面接※参考として性格検査を実施)、身体検査

職種の概要

裁判所総合職は、「裁判所事務官」「家庭裁判所調査官」の採用試験を実施します。

「裁判所事務官」は、最高裁判所や下級裁判所(=高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所)に勤務して、法廷立会事務などの裁判事務の補助のほか、司法行政事務を担当します。

「家庭裁判所調査官」は、家事事件・少年事件の背景にある家庭環境や人間関係を調査して、裁判官に報告することを通じて、事件のよりよい解決を支援するのが仕事です。

試験区分 2025年度

裁判所総合職(裁判所事務官、院卒者区分)、裁判所総合職(裁判所事務官、大卒程度区分)、裁判所総合職(家庭裁判所調査官補、院卒者区分)、裁判所総合職(家庭裁判所調査官補、大卒程度区分)。

※裁判所総合職(裁判所事務官、院卒者区分・大卒程度区分)の受験者は申込みに際して「特例」を希望すれば、同試験を不合格になった場合、一般職試験(裁判所事務官、大卒程度区分)の受験者としての取り扱いを受けることができます。

受験資格 2025年度

院卒者区分 

平成742日以降に生まれた者で次に掲げるもの()大学院の修士課程又は専門職大学院の課程を修了した者及び令和83月までに大学院の修士課程又は専門職大学院の課程を修了する見込みの者()最高裁判所が(ア)に掲げる者と同等の資格があると認める者

大卒程度区分
  1. 平成742日から平成1641日までに生まれた者

  2. 平成1642日以降に生まれた者で次に掲げるもの()大学を卒業した者及び令和83月までに大学を卒業する見込みの者()最高裁判所が(1)に掲げる者と同等の資格があると認める者

試験日程 2025年度

裁判所総合職(裁判所事務官、院卒者区分・大卒程度区分)
  • 申込み期間(インターネット):3/14(金)~4/7(月)

  • 1次試験日:5/10(土)

  • 1次合格発表日:5/29(木)

  • 2次試験日(筆記):6/7(土)

  • 2次試験日(人物):6/9(月)~6/20(金)

  • 2次合格発表日:7/3(木)

  • 3次試験日:7/14(月)~7/15(火)

  • 最終合格発表日:7/30(水)

裁判所総合職(家庭裁判所調査官補、院卒者区分・大卒程度区分) 
  • 申込み期間(インターネット):3/14(金)~4/7(月)

  • 1次試験日:5/10(土)

  • 1次合格発表日:5/29(木)

  • 2次試験日(筆記):6/7(土)

  • 2次試験日(人物):6/9(月)~6/23(月)

  • 最終合格発表日:7/10(木)

試験種目 配点比率(全体を15とした各科目の配点比率 *は合否の判定のみを行う)

裁判所総合職(裁判所事務官、院卒者区分・大卒程度区分)

1次試験:基礎能力試験(択一式)2/15、専門試験(択一式)2/15

2次試験:論文試験(小論文)※1、専門試験(記述式)4/15※2、政策論文試験(記述式)1/15、人物試験(個別面接)* 

※1 「特例」希望者のみ。一般職試験(裁判所事務官、大卒程度区分)での合否判定用として1次試験日に実施。

※2 院卒者区分のみ民事訴訟法または刑事訴訟法も課される。

3次試験: 人物試験(集団討論および個別面接)6/15

裁判所総合職(家庭裁判所調査官補、院卒者区分・大卒程度区分)

1次試験:基礎能力試験(択一式)4/15

2次試験:専門試験(記述式)4/15、政策論文試験(記述式)1/15、人物試験Ⅰ(個別面接)2/15、人物試験Ⅱ(集団討論および個別面接)4/15

職種の概要 

最高裁判所や下級裁判所(=高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所)に勤務して、法廷立会事務などの裁判事務の補助のほか、司法行政事務を担当します。

受験資格 2025年度 

  1. 平成742日から平成1641日までに生まれた者

  2. 平成1642日以降に生まれた者で次に掲げるもの()大学を卒業した者及び令和83月までに大学を卒業する見込みの者並びに最高裁判所がこれらの者と同等の資格があると認める者()短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び令和83月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者並びに最高裁判所がこれらの者と同等の資格があると認める者

試験日程 2025年度

  • 申込み期間(インターネット):3/14(金)~4/7(月)

  • 1次試験日:5/10(土)

  • 1次合格発表日:5/29(木)

  • 2次試験日(人物):6/9(月)~7/7(月)

  • 最終合格発表日:7/30(水) 

試験種目 配点比率(全体を20とした各科目の配点比率)

1次試験:基礎能力試験(択一式)5/20、専門試験(択一式)5/20

2次試験:論文試験(小論文)2/20※、人物試験(個別面接)8/20

※1次試験日に実施する。

職種の概要

国会図書館総合職・一般職[大卒程度]に合格すると、国会図書館職員として国会図書館の調査業務、司書業務、一般事務などの館務に従事します。

施設設備専門職員[大卒程度]に合格すると、施設設備の維持及び管理等に関する業務、設備新営・改修工事に関する設計・監理業務、設備に関する技術に係る調査研究業務などに従事します。

同じ年度において受験できる試験は、総合職/一般職/施設設備専門職員のうち1種類に限られます。総合職受験者のうち希望者は、一般職[大卒程度]の有効な受験者として扱われ、不合格になった時点で一般職[大卒程度]受験者として合否判定が行われます。

試験区分 2025年度

国会図書館総合職、一般職[大卒程度]、施設設備専門職員[大卒程度]

受験資格 2025年度

総合職
  1. 平成342日から平成1741日までに生まれた者

  2. 平成1742日以降に生まれた者で次に掲げるもの()学校教育法による大学を卒業した者又は令和83月までに卒業する見込みの者()館長が()に掲げる者と同等の資格があると認める者

一般職 、施設設備専門職員
  1. 平成342日から平成1741日までに生まれた者

  2. 平成1742日以降に生まれた者で次に掲げるもの()学校教育法による大学を卒業した者又は令和83月までに卒業する見込みの者()学校教育法による短期大学若しくは高等専門学校を卒業した者又は令和83月までに卒業する見込みの者()館長が()又は()に掲げる者と同等の資格があると認める者

試験日程 2025年度

  • 申込受付期間:2/3(月)~2/19(水) ※オンライン申込みが難しい場合、郵送による申込み、2/19(水)必着

  • 1次試験日:3/22(土)

  • 1次合格発表日:4/2(水)

  • 2次試験日(専門):4/19(土)

  • 2次試験日(人物)※オンライン:4/23(水)~4/25(金)、4/28(月)、4/30(水)~5/2(金)、5/7(水)のうち指定する日

  • 2次合格発表日:5/20(火)

  • 3次試験日※対面:総合職は6/6(金)、一般職は6/9(月)・6/10(火)のうち指定する日、施設設備専門職は6/12(木)

  • 最終合格発表日:6/24(火)以降 ※合否通知郵送および合格者の受験番号をHP掲載

試験種目

総合職・一般職[大卒程度]

1次試験:教養試験(択一式)

2次試験:専門試験(記述式)、英語試験(択一式)、小論文試験(総合職のみ)、個別面接(オンライン)、性格検査 

3次試験:個別面接 

両試験とも、専門試験は、法学(憲法、民法、行政法、国際法から受験時に2分野選択)、政治学、経済学、社会学、文学、史学(日本史、世界史から受験時に1分野選択)、図書館情報学、物理学、化学、数学、工学、情報工学生物学の中から1科目選択(申込時に申請)

施設設備専門職員[大卒程度]

1次試験:教養試験(択一式)

2次試験:専門試験(建築に関する択一式)、専門試験(建築に関する記述式)、個別面接(オンライン)、性格検査

3次試験:個別面接 

職種の概要 

衆議院事務局職員は、特別職の国家公務員で、衆議院の本会議・委員会等の運営・調査に関する事務、一般事務に従事します。

受験資格 2025年度 

  1. 1995(平成7)42日から2004(平成16)41日までに生まれた者

  2. 2004(平成16)42日以降生まれた者で次に掲げる者()大学を卒業した者及び2026(令和8)3月までに大学を卒業する見込みの者()衆議院事務局が()に掲げる者と同等の資格があると認める者

試験日程 2025年度 

総合職[大卒程度]
  • 申込受付期間(インターネット):2/20(木)~3/6(木)

  • 1次試験日:3/23(日)

  • 1次合格発表日:4/2(水)

  • 2次試験日:4/15(火)、個別面接:4/15(火)~4/21(月)のうち指定する日
    ※国会情勢により変更する場合あり

  • 2次合格発表日:5/1(木)

  • 3次試験日:5/19(月) ※国会情勢により変更する場合あり

  • 最終合格発表日:6月上旬

一般職[大卒程度]
  • 申込受付期間(インターネット):4/3(木)~4/17(木)

  • 1次試験日:5/24(土)

  • 1次合格発表日:5/30(金)

  • 2次試験日:6/7(土)

  • 2次合格発表日:7/4(金)

  • 3次試験日(集団討論・個別面接)7/15(火)~7/18(金)、7/22(火)〜7/23(水)のうち指定する日※国会情勢により変更する場合あり

  • 最終合格発表日:9月上旬

試験種目

総合職[大卒程度]

1次試験:基礎能力試験(択一式)、専門試験(択一式)

2次試験:論文試験(記述式)、個別面接

3次試験:口述試験

一般職[大卒程度]

1次試験:基礎能力試験(択一式)、専門試験(択一式)

2次試験:論文試験(記述式)

3次試験:集団討論、個別面接試験

職種の概要

衆議院法制局総合職は、衆議院議員の依頼に応じて、法律案・修正案の立案の補佐、法制に関する調査などの職務に従事します。

受験資格 2025年度

  1. 1995(平成7)42日から2004(平成16)41日までに生まれた者

  2. 2004(平成16)42日以降に生まれた者で次に掲げるもの()大学を卒業した者及び2026(令和8) 3月までに大学を卒業する見込みの者()衆議院法制局長が()に掲げる者と同等の資格があると認める者

試験日程 2025年度

総合職[大卒程度]
  • 申込受付期間(インターネット):1/24(金)~2/25(火) 

  • 1次試験日:3/9(日)

  • 1次合格発表日:3/12(水)以降

  • 2次試験日:3/20(木・祝)

  • 2次合格発表日:4月下旬までに通知

  • 3次試験日:個別に指定した日

  • 最終合格発表日:5月上旬までに通知

試験種目

1次試験:基礎能力試験(択一式)、専門試験(択一式)

2次試験:論文試験、面接試験、性格検査

3次試験:口述試験(憲法を中心とする法律問題)、面接試験

職種の概要

参議院事務局総合職[大卒程度]は、特別職の国家公務員で、国会の運営や国政調査に関する事務(本会議・委員会の会議運営事務、常任委員会調査室・特別調査室の調査事務・一般事務)等に従事します。 

受験資格 2025年度

  1. 1995(平成7)42日から2004(平成16)41日までに生まれた者

  2. 2004(平成16)42日以降生まれた者で次に掲げるもの()大学を卒業した者及び2026(令和8) 3月までに大学を卒業する見込みの者()参議院事務局が()に掲げる者と同等の資格があると認める者

試験日程 2025年度

  • 申込受付期間(インターネット):2/3(月)~2/25(火)

  • 1次試験日:3/8(土)

  • 1次合格発表日:3/18(火)

  • 2次試験日(専門):4/8(火)

  • 2次試験日(人物):4/8(火)~4/11(金)のうち指定する日

  • 2次合格発表日:5/16(金)以降

  • 3次試験日:6月上旬以降のいずれか指定する日

  • 最終合格発表日:7/11(金)以降

試験種目 配点比率(全体を10とした各科目の配点比率)

1次試験:基礎能力試験(択一式)1/10、専門試験(択一式)1/10

2次試験:専門試験(論文式)4/10、人物試験(集団面接)4/10、性格検査

3次試験:人物試験(個別面接)

※人物試験の参考とするため、TOEFL(iBT)、TOEIC(公開テストに限る)、IELTS、実用英語技能検定(英検)の4種類の英語試験のスコア等を証明する書類の写し(コピー)を任意で提出。

※最終合格者は、3次試験の結果に基づいて決定する。

職種の概要

参議院法制局総合職は、参議院議員の依頼に応じて、法律案・修正案の立案、法制に関する調査などの職務に従事します。

受験資格 2025年度

  1. 1995(平成7)42日から2004(平成16)41日までに生まれた者

  2. 2004(平成16)42日以降に生まれた者で次に掲げるもの()大学を卒業した者及び2026(令和8) 3月までに大学を卒業する見込みの者()参議院法制局長が()に掲げる者と同等の資格があると認める者

試験日程 2025年度

  • 申込受付期間(インターネット):2/3(月)~2/28(金)午後3時

  • 1次試験日(基礎能力・専門):3/11(火)

  • 1次合格発表日:3/13(木)

  • 2次試験日(論文):3/19(水)

  • 2次合格発表日:4/4(金)

  • 2次試験日(政策課題討議試験・面接):4月中旬以降の指定する日時

  • 2次合格発表日:4月中旬以降に試験マイページにて通知

  • 3次試験日(面接):4月下旬以降の指定する日時

  • 最終合格発表日:試験マイページにて通知

試験種目

1次試験:基礎能力試験(択一式)、専門試験(択一式)

2次試験1回目:論文試験 2回目:政策課題討議試験、面接試験、性格検査

3次試験:面接試験

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