実務教育出版 JITSUMUKYOIKU-SHUPPAN


過去問にチャレンジ:地方公務員[高卒]

正答 5

Dは最も東にある棟に住んでおり、CはDと隣り合った棟に住んでいるから、Cが住んでいるのは東から2番目の棟である。そして、A、Bが住んでいる棟と、Cが住んでいる棟とは隣り合っていないので、A、Bが住んでいる棟は最も西側の棟である。
Aより下の階に住んでいるのはEだけだから、Aが住んでいるのは1階ではない。また、Aが3階に住んでいると、Bが2階ということになってしまうので、Aが住んでいるのは最も西側の棟の2階、Bが住んでいるのはその真上の3階である。
C、Dが住んでいる階については、条件イより1階ではなく、2人は同じ階ではないので2階と3階であるが、どちらが2階、あるいは3階であるかは確定しない。
同じ棟に住んでいるのはA、Bだけなので、Eが住んでいるのは西から2番目の棟であり、Aより下の階なので、1階に住んでいる。
以上から、図Ⅰ、図Ⅱの2通りが考えられ、この図Ⅰ、図Ⅱより、正答は5である。

解説動画はこちら

正答 3

4枚のうち、奇数は1枚だけで、最大と最小との差が10なので、最大の数と最小の数はいずれも偶数でなければならない。最大と最小の数が偶数と奇数(順不同)の組合せだと、その差が10(=偶数)となることはないからである。そうすると、最大の数は12、最小の数は2である。
4枚のカードの数の和は23だから、23−(2+12)=9より、最大の数と最小の数を除いた2枚のカードに書かれた数の和は9となる。2は最小の数であることが確定しているので、2枚の和が9となるのは、3と6、4と5の2通りである。
しかし、4枚が(2、4、5、12)だと、数の差が4となる2枚の組合せが存在しない。したがって、4枚のカードの組合せは、(2、3、6、12)で、2と6の差が4となる。
以上から、正答は3である。

正答 2

列車の長さをxmとすると(x+200)m進むのに20秒、(x+650)m進むのに45秒かかっている。つまり、650mと200mの差である450m進むのに25秒(=45−20)かかることになる。ここから、450÷25=18より、この列車の速さは毎秒18mである。
したがって、18×20−200=160より、列車の長さは160mであり、正答は2である。

別解動画はこちら

正答 2

後の2回のテストを除いた回数をxとする。
 24x+58=25(x+2)
 24x+58=25x+50
    x=8
したがって、テストの回数は、この8回と後の2回の合計10回となる。

正答 4

1.李淵が唐の都としたのは洛陽ではなく長安である。隋の武将であった李淵は、隋末の混乱の中でいち早く都長安(大興城)を占拠し、傀儡の皇帝を立てた後、皇帝位を禅譲させて初代の皇帝となった。
2.唐は初め均田農民に兵役の義務を課す府兵制をとっていたが、次第に均田制が崩壊していったことなどから8世紀前半には十分な兵士の確保が困難となった。そこで749年、兵士を募集し給与を払う募兵制へと全面的に移行した。
3.華北と江南を結ぶ大運河は、隋の初代皇帝楊堅が建設に着手し、2代皇帝煬帝の時代に完成した。
4.妥当である。
5.安史の乱は、節度使の安禄山・史思明が起こした8世紀半ばの反乱である。9世紀末、塩の密売人であった黄巣が起こした農民反乱は黄巣の乱で、その混乱の中で唐は節度使朱全忠により滅ぼされた。

正答 2

1.「会釈」は「えしゃく」と読む。軽く挨拶すること。
2.妥当である。「間隙」は「かんげき」と読む。人間関係での不和や隔たりのこと。
3.「隠蔽」は「いんぺい」と読む。真相を隠すこと。
4.「焦眉」は「しょうび」と読む。危険が迫っていること。
5.「疾病」は「しっぺい」と読む。病気のこと。

正答 5

直列回路では、流れる電流はどこでも同じになるので、電球Bに流れる電流Iは0.6A。直列回路では、電球Aと電球Bのそれぞれの電圧の和が全体の電圧になるから、
 V=1.5−0.5=1.0〔V〕
したがって、正答は5である。

正答 2

1.地殻中の伝播速度は、P波はおよそ6〜8〔km/s〕、S波は3〜5〔km/s〕が目安となる。したがって観測地点に先に到達するのはP波である。このことから、震源距離が大きいほど初期微動継続時間は長くなる。
2.妥当である。震度は0〜7に分かれ、さらに震度5、6には強・弱があるので、全部で10段階となる。マグニチュードは、値が2異なると放出エネルギー量は1,000倍差となる。したがってマグニチュード1差では、約32倍差である。
3.1の解説にあるように、震源距離が大きいほど初期微動継続時間は長くなるので誤り。
4.地震の規模は、その地震の地下での破壊に伴う放出エネルギー量を表すものであるから、震源距離とは無関係である。
5.P波は縦波で、進行方向に対し平行振動し、すべての媒質中を伝わる。S波は横波で進行方向に対し垂直に振動し、固体中のみ伝わる。地球規模で地震波の到達を観測すると、S波は深さ2,900km以深に伝わらないことがわかった。このため外殻は固体ではなく流体と考えられている。

正答 5

1.条文は憲法25条からの引用である。人間らしい生活を保障しているので、「社会権」(具体的には生存権)に該当する。
2.条文は憲法18条からの引用である。国家からの自由を保障しているので、「自由権」(具体的には奴隷的拘束・苦役からの自由)に該当する。
3.条文は憲法15条1項からの引用である。政治参加の機会を保障しているので、「参政権」(具体的には公務員の選定罷免権)に該当する。
4.条文は憲法14条1項からの引用である。人間の平等を保障しているので、「平等権」(具体的には法の下の平等)に該当する。
5.妥当である。条文は憲法32条からの引用である。国家に対して裁判という活動を請求しているので、「請求権」(具体的には裁判請求権)に該当する。

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