地方公務員[高卒]を知る
地方自治体の採用試験
地方自治体の採用試験には「程度」が設けられていることがほとんどです。最終学歴を目安にして、「大学卒業程度」「短大卒業程度」「高校卒業程度」などに分類されますが、学歴要件を意味するのではなく、受験者に要求する能力の目安や問題のレベルを示している場合がほとんどです(例外的に学歴要件を設けている自治体もあります)。
受験資格 ※2024年度
各自治体によって異なりますが、ほぼ平成15年4月2日~平成19年4月1日生まれの者(受験年度の4月1日現在でほぼ17~20歳の者)。
基本的には年齢制限だけが設けられていますが、学歴制限を設け、たとえば、大卒・大卒見込者が受験できないようにしている場合もあります。
試験日程 ※2024年度
地方初級(道府県・政令指定都市の高卒程度試験)は例年同じ時期[2024年度は9/29(日)]に一次試験を実施。
東京都と特別区(東京23区)は例年同じ時期[2024年度は9/8(日)]に一次試験を実施。
市役所の一次試験日は、多くの市は9月の第3日曜日[2024年度は9/22(日)]。ただし、西日本のほうでは10月の第2または第3日曜日に行う市も目立ちます。
試験内容 ※2024年度
-
教養試験[択一式、40~50問、120分]
※統一実施日に実施される一次試験は共通問題が多くなっています。自治体によって出題順が若干異なったり、科目によっては何問かが独自の問題に差し替えられているところもあります。 -
適性試験[択一式、100問、10分]
※事務系職種で実施され、どの程度の事務適性があるかを判定するスピードテストです。市役所の3分の1程度で実施されています。 -
適性検査(性格検査)
※都道府県の大部分と市役所の半数程度で実施されています。 -
作文試験
※ほとんどの自治体で一次もしくは二次試験で実施されますが、採点結果は最終合格者を選ぶ際に、ほかの試験種目の結果と合わせて判断される場合が大半です。字数や制限時間は自治体によって異なります。 -
面接試験[個別面接]
※二次試験において、すべての自治体で個別面接が行われますが、併せて集団面接や集団討論を行う自治体もあります。
科目 | 出題数 |
---|---|
政治 | 3 |
経済 | 2 |
社会 | 3 |
地理 | 3 |
日本史 | 2 |
世界史 | 2 |
国語 | 3 |
数学 | 1 |
物理 | 1 |
化学 | 2 |
生物 | 2 |
地学 | 1 |
英文 | 3 |
現代文 | 5 |
判断推理 | 8 |
数的推理 | 7 |
資料解釈 | 2 |
合計 | 50 |
科目 | 出題数 |
---|---|
時事 | 4 |
政治 | 2 |
経済 | 2 |
地理 | 2 |
日本史 | 2 |
世界史 | 2 |
数学 | 1 |
物理 | 1 |
化学 | 1 |
生物 | 2 |
地学 | 1 |
英文 | 3 |
現代文 | 3 |
判断推理 | 7 |
数的推理 | 5 |
資料解釈 | 2 |
合計 | 40 |
科目 | 出題数 |
---|---|
文章理解 | 4 |
英文理解 | 4 |
判断推理 | 2 |
数的処理 | 8 |
空間概念 | 5 |
資料解釈 | 5 |
生活常識 | 3 |
日本史 | 2 |
世界史 | 2 |
地理 | 2 |
政治 | 2 |
経済 | 2 |
物理 | 1 |
化学 | 1 |
生物 | 1 |
地学 | 1 |
合計 | 45 |
科目 | 出題数 | 解答数 |
---|---|---|
現代文 | 6 | 28問必須解答 |
英文 | 3 | |
判断推理 | 6 | |
数的処理 | 5 | |
空間把握 | 4 | |
資料解釈 | 4 | |
政治 | 3 | 22問中17問選択解答 |
経済 | 1 | |
現代社会 | 1 | |
日本史 | 2 | |
世界史 | 2 | |
地理 | 1 | |
倫理 | 1 | |
物理 | 2 | |
化学 | 2 | |
生物 | 2 | |
地学 | 1 | |
国語 | 3 | |
芸術 | 1 | |
合計 | 50 | 50問中45問解答 |
地方初級事務系区分 試験概要
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