私は、通学制のセミナーに通うのが時間的に難しく、独学で勉強する自信もなかったため、自分の自由な時間に勉強ができ、手厚いサポートが受けられる通信講座を選びました。その中でも『過去問500』などで目にすることのあった、実務教育出版にお世話になろうと決めました。
テキストは筆記試験までの残り月数をもとに、自分で組んだスケジュール通りに進めました。最初は、数的推理・判断推理・小論文を一章ずつ交互に解き、その後、資料解釈と文章理解に移行し、最も不安のあった自然科学を徹底的に勉強しました。
通勤時などの移動中には、スマートフォンの「Jトレプラス」で苦手な箇所を何度も繰り返して勉強し、テキスト勉強の補完として活用しました。
希望する自治体研究は、入庁後に配属を希望する局を決め、その局に関係する施策については、現地まで足を運び、情報を得て根拠を固めました。比較対象とするために、同様の人口・面積・立地の他の自治体についても調べ、研究の成果の完成度を高めました。
私から伝えたいことは、志望先への思いを強く持ち続けることが何よりも肝要だということです。それが、筆記試験を突破するための原動力、面接・論文で確たる志望動機を伝える根拠になり、数か月にわたる挑戦を最初から最後まで精神的に支えてくれます。